ペプチドはアミノ酸が複数つながったもの
卵や肉、魚、牛乳や大豆などに多く含まれているたんぱく質は、われわれの細胞の成分として欠かせません。血液やホルモン、免疫物質もたんぱく質が重要な材料です。たんぱく質は20種類ぐらいのアミノ酸で構成された複雑な物質です。そのままでは消化吸収されず、通常は消化液の消化酵素によってアミノ酸に分解されて体内に取り入れられます。ペプチドとはこのたんぱく質が酵素分解される過程のもので、数個から数十個のアミノ酸がつながっているものをいいます。
ペプチドはアミノ酸が集まって出来ていますので、このペプチドが分解、吸収されるには3〜4時間程度かかるといわれています。一方単体のアミノ酸は素早く吸収できそうに思えますが、1粒づつ吸収していくため、時間がかかります。
吸収はペプチドが最も早く、複数のアミノ酸がつながった状態で吸収され、複数の種類のアミノ酸を一度にまとめて摂取できます。つまりペプチドは早く効率よくアミノ酸が摂取せきる形なのです。
ペプチドは病気療養中の方、お年寄りなどたんぱく質が不足しがちな方の栄養補助食品としても注目されています。また減量で食事制限されている方にも、必要なたんぱく質の量を確保するためにペプチドの利用が考えられます。
このようにペプチドは食品のたんぱく質を分解して取り出したものですので、ペプチドにはいろいろな食品から作られたものがあります。大豆ペプチド、牛乳の脂肪分を除いた乳清ペプチドが代表格ですが、そのほかにも海藻、魚、きのこ、ゴマ由来などのペプチドもあります。